解体工事のアスベスト検査業者を選ぶこつとは

昭和の頃は、建築物に多くアスベストが使われていました。保温断熱がその大きな目的ですが、この建築材は繊維が細かく、建築作業中に工事関係者が、空気中に浮遊したのを吸い込んでしまうことがありました。それが原因で、じん肺や悪性中皮種、肺がんなど人体に悪影響を与えることがわかったため、昭和50(1975)年までには建築物には使われなくなりました。その後もスレート材やブレーキパッド、または断熱材や防音材、保温材として使われることはありましたが、今は使用は原則的に禁止されています。

またその当時建てられたビルや住宅を解体する場合は、空気中にアスベストが飛散する可能性があることから、アスベスト検査が義務化されました。これには事前調査と分析調査があり、そのための業者も多く存在しています。検査業者選びのこつとしては、まず専門資格を有しているかどうかを見ましょう。業者を名乗る以上は、作業環境測定機関や国土交通省が定める、専門認定資格を持っていなければならないからです。

それから料金設定がわかりやすいこと、こちらの質問にきちんと答えてくれるかなども、業者選びの重要な決め手となって来ます。それから工事実績や調査報告書の作成実績なども、業者選びの大きなポイントとなります。また業者によって、料金体系や検査方法は異なりますし、それが費用に反映されることにもなるので、検査を依頼する前に、複数の業者に依頼して見積もりを出してもらうのがいいでしょう。

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