アスベスト検査が必須となりました

アスベスト(石綿)とは、繊維状の天然鉱石で見た目は文字通り綿の繊維が毛羽立っているような印象の見た目をしています。クリソタイル・アモサイトなど6種類が法律で規制対象とされています。石綿の特徴は安価で加工がしやすく、断熱性・耐火性・電気絶縁性など有用な機能性をもっているため、建材のほか数多くの工業製品に使用されてきました。しかし深刻な健康被害をもたらすことがあきらかになり、肺ガンや中皮腫患者が続出しています。

異名に「静かな時限爆弾」というのがあることから窺えるように、石綿に暴露後長期間経過して後、がんなどを発症するため知らぬ間に暴露していることも珍しくありません。2006年9月以降は労働安全衛生法により、0.1%重量以上の石綿の製造使用は一切禁止されています。既存建物では、吹きつけ材や建材にふくまれていることから、解体工事の前にはアスベスト検査が必要です。アスベスト検査は2020年以降、施工の規模や請負金額に関係なく解体工事などの施工において事前の検査が義務付けられています。

2022年4月以降はさらに調査結果の関係官庁への報告も義務となっています。これほどの厳格な規制が必須とされたのは、深刻な健康被害のリスクと、過去のアスベスト被害者が肺ガンや中皮を2020年から2040年にかけて発祥のピークを迎えるものと予想されており、被害救済のために必要な資料を収集する必要性が高いことに理由があります。アスベストの検査のことならこちら

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