昭和の頃に建てられた古い住宅やビルなどには現在も大量のアスベストが残っていることがあります。アスベストの粉塵を吸い込むと10年以上を経てから悪性中皮腫や肺がん、石綿肺などの症状が現れます。この物質は耐久性や耐摩耗性、耐火性や耐薬品性などが優れており価格も安かったためあらゆる産業において大量に使われてきました。日本では1941年頃から自動車部品や家電製品、建築資材などに使われましたが2006年には全面的に使用禁止となっています。

最近の建築資材には代替素材として安全なロックウールやグラスウールが使われるようになりました。新たにアスベストが使われることはなくなりましたが、古い建築物などには残っており検査が必要になることがあります。アスベストの検査が必要になった場合には、絶対に素人が自分で作業を行ってはいけません。この物質による被害はすぐに分かるものではなく長い年月を経てから明らかになります。

例えば悪性中皮腫は心膜や胸膜、腹膜などに発生する悪性の腫瘍で潜伏期間は20年から50年とされています。吸引や飛散を防いで安全に検査を行うにはプロの会社に相談しなければなりません。インターネットで検索すれば簡単にプロの検査会社を見つけることができます。以前は誰に相談したらよいのか分からず困ることもありましたが、現在では信頼できるプロがすぐに見つかるので安心です。

同じような事例に対応してきた実績のある会社に依頼すれば効率的にアスベストの検査を行うことができます。